海苔の魅力

海苔は栄養の宝庫！

意外と知られていない海苔の栄養素。実は海苔には私たちの健康を支えてくれる栄養素がたくさん含まれています。

旨味成分とアミノ酸

海苔がそのまま食べても美味しい理由は、たんぱく質を構成するアミノ酸が豊富に含まれているからです。このアミノ酸は昆布などに含まれるうまみ成分の1つ、グルタミン酸と呼ばれる物質で、海苔の約40%はたんぱく質と言われています。
海苔にはこの他に、うまみ成分として知られているイノシン酸、グアニル酸も含んでおり、これらのうまみ成分がすべて入っている食品は海苔だけと言われています。海苔にはこれらのうまみ成分をぎゅっと閉じ込める製法で作られているため、口に入れた瞬間うまみが、口の中いっぱいに広がります。

ビタミンC

一般的には熱を通すと破壊されるビタミンCですが、海苔に含まれるビタミンCは熱に強いため、焼いても栄養素は破壊されません。カラダの酸化を防いだり、ストレスに強いカラダを作る元になります。
タウリン

タウリンとは、アミノ酸の一種で牡蠣、イカ、タコ、あさりなどの貝類や魚介類に多く含まれます。タウリンは肝臓の機能を高める、血圧を下げる、眼精疲労の回復などの効果があります。
鉄分

酸素の運搬に重要な働きをするため、貧血予防にも効果的です。鉄分が豊富なレバーと同等の鉄分が摂れるので、非常にオススメです。
ビタミンA、B1、B2

ビタミンAは、抵抗力をつけ、感染症を予防する効果や、皮膚や粘膜を健康に維持する効果、視力の低下防止といった効果があります。ビタミンB1・B2は、ご飯をエネルギーに変換してくれる栄養素で、エネルギーチャージにも効果的です。
EPA

海苔には植物には珍しい栄養素EPA(不飽和脂肪酸)が含まれています。EPAとはエイコサペンタエン酸と呼ばれる脂肪酸のことです。通常EPAは魚に多く含まれているのですが、海苔にも含まれています。生活習慣病の予防や中和脂肪を減らす効果などがあります。
カルシウム

カルシウムは骨や歯を丈夫にする効果があり、骨粗鬆症予防にも役立ちます。血液や神経にも必要で、ストレス解消の効果もあります。
食物繊維

海苔の約30%を占める食物繊維は、発がん性物質を体の外に排出してくれる働きがあり、大腸がんの予防効果があります。

豆知識海苔の収穫順による違いとオススメ活用法

1番海苔(秋芽・1番摘み)

特徴柔らかく、海苔の風味が一番強い！

贈り物にも最適です。海苔本来の風味を楽しむ食べ方がオススメです！
おにぎりを食べる直前に海苔を巻いて食べたり、そのまま食べても美味しさを堪能できます。
2番海苔

特徴1番海苔より少し硬く、風味は1番海苔と引けを取りません。

巻き寿司など、海苔の風味を楽しみつつ、しっかりした巻き心地が欲しい料理に最適です。
3番海苔～

特徴しっかりと硬くなり、美味しさは健全！

お味噌汁に入れたり、少量の油を染み込ませてパリッと焼いた海苔チップスなどにオススメ！